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PS3、互換性に不具合のPS2ソフトが200タイトル 2006.11.13 14:09
「PlayStation2」の約200タイトルのソフトを「PlayStation3」でプレイすると、画像表示や音声再生が正常にできないなど動作に不具合が発生することが分かった。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新型ゲーム機「PLAYSTATION3」(PS3)において、互換性のある「PlayStation2」(PS2)の一部のソフトで動作に不具合が発生することが、11月13日までに分かった。不具合が発生するソフトは11月 11日時点で少なくとも約200タイトル存在しており、画像表示や音声再生が正常にできないなどの現象が見られる。
SCEではこの問題について、11月11日から各種ソフトの動作環境を確認できるサイトを設置。今後、ソフトの不具合を解消するためのソフト配布などで早期の問題解決に務める方針だ。
PS3は「PlayStation」(PS)およびPS2の後継機となる新型ゲーム機で、PSとPS2のソフトとも互換性を持っている。しかし、 11月11日時点の少なくとも196タイトル(通常版・限定版などの同名タイトルで不具合も同じものは1タイトルとして計算)で、画像や音声の不具合、ゲームデータの読み込みや保存の失敗、ボタン入力後の反応が遅い、ゲームが止まってしまう―――などの現象が起きている。
これについてSCE広報担当者は「PSおよびPS2のソフトは8000〜9000ある。問題があるのはその一部のソフト。音が聞こえない程度であれば、我慢すれば遊べるので問題ないと思う人もいるだろう。ハードの進化による非互換の問題は他社(のゲーム機メーカー)を含めて業界として知られていること。当初から互換率は100%ではないと考えていた。PS2の時はゲームプレイの進行に支障をきたすソフトの一覧を公表したが、PS3では(不具合の)症状に併せて遊んでもらうことができるようにするため、それら(各ソフトの不具合状況)を細かく書いていくスタンスを取っている」としている。
今後、SCEではシステムソフトのアップデートおよび個々のゲームソフトに対する個別修正ソフトによって改善していくなどの対策を行う。具体的に不具合のあるソフト数やその解決時期などについては、「お客様に誤解を与えてしまうため、現時点で問題のあるソフト数やいつまでにその問題を解決するのかについてコメントすることはできない」として明言しなかった。
11月13日正午現在、各種ソフトの動作環境を確認できるサイトはSCEおよびPS3など関連サイトから見つけづらい状況にある。これについてSCE広報では「ご指摘いただいた通りで、すぐに対応(分かりやすい告知をする)するよう連絡済みだ」としている。
なお、PS3上で不具合の起きるPSおよびPS2ソフトの一覧については、すでに有志らが独自に調査してまとめたサイト(「PlayStation3初期不良まとめwiki」)などがある。
追記(11月13日20時15分)
上記の記事発表後、SCEから同記事に対してコメントが寄せられた。以下が同社広報担当者による追加コメントである。
「PS3発売日の11月11日までにソフトの動作に対する修正をするため、我々は寝ずの作業を続けるなど、最大限の努力をしてきた。CNET Japanの記事中にあるコメントで、企業として消費者に冷たい印象を持たれかねない発言があったが、伝えたかった真意は『不具合という言葉だけで一概に言い表すことはできないので、ソフトごとの状況を詳細に公開し、利用者の方々に判断してもらいたい』ということだった。『スタンス』という表現は不適切だったと考えており、我々は利用者の立場を第一に考えている。実際、CNET Japanに指摘された点については、即座に修正した、(PlayStation公式サイトのトップページに告知をアップ)。今後もなるべく多くの人に楽しんでもらうため、ソフトの修正などに最大限の努力をしていく方針だ」
http://review.japan.zdnet.com/news/c20311967.html
○【ひとことコメント】
「我々は寝ずの作業を続けるなど、最大限の努力をしてきた」ソニー・コンピュータエンタテインメントは今回のPS3の不具合に対してこう発言しています。確かに「PSおよびPS2のソフトは8000〜9000ある。問題があるのはその一部のソフト」であるかもしれません。それを以て"不具合の発生"と言われるのは何とも腹に据えかねるので、このような発言に繋がったのでしょう。
ですが、そこから嘗て(かつて)「技術のソニー」と言われた企業の面影を窺い知ることはできません。ソニー製バッテリの自主回収やPS3の量産失敗など、ソニー製品への信頼性が揺らぐ今だからこそ、「寝ずに作業をした」という"言い訳"ではない「不具合に対しての素早い対処」が求められるのではないでしょうか。
他社をあっと言わせるほどの技術力を誇っていた企業が現在行うべきことは
言葉を紡ぐことではなく、不具合を迅速に処理するソニーの技術力を見せつけることであると考えます。
