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ソニー:通期営業利益率は目標下振れへ、円高響く−PS3も下方修正
1月31日(ブルームバーグ):ソニーは31日、通期(2008年3月期)の営業利益予想を400億円下方修正した。円高の進行で利益が圧迫されることなどが理由。これ伴いハワード・ストリンガー最高経営責任者(CEO)体制下で進めてきた中期経営計画で今期5%としていた営業利益率目標は、達成が難しい見通しになった。
通期予想は、売上高は前期比8.2%増の8兆9800億円に据え置いたものの、営業利益は同5.7倍の4100億円に下方修正した。1100万台としていたゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の卸売り販売台数目標も950万台に下方修正した。純利益は金融子会社の上場益などで100億円増額し同2.7倍の3400億円とした。
米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題を端に発した景気悪化や円相場の上昇などの影響が日本企業にも広がっている。大根田伸行最高財務責任者(CFO)は発表の席上、通期営業利益予想の下方修正は円高などが理由と述べた。第4四半期の為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=155円と想定している。10月時点では下期をそれぞれ115円、160円と見込んでいた。
今期は中期経営計画の最終年度。業績予想修正後の営業利益率は4.6%になる計算だ。大根田氏は、為替や金利など一時要因を除けば、通期営業利益率は5.2%になると説明している
第3四半期は25%増益
同時に発表した第3四半期(07年10−12月)業績は、純利益は前年同期比 25%増の2002億円となった。本業のエレクトロニクス事業の営業黒字は同7%減となったものの、前年同期に542億円の赤字だったゲーム事業の営業損益が129 億円の黒字に転換したほか、金融子会社の上場益などが寄与した。
第3四半期の売上高は同9.6%増の2兆8590億円、営業利益は同5.8%増の 1894億円。ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト6人の事前予測の中央値は、純利益1904億円、営業利益2218億円、売上高2兆7473億円だった。
テレビ事業の営業損益は40億円の黒字だったが、液晶テレビ「ブラビア」などの伸び悩みが響いて前年同期の130億円から急減した。PS3の第3四半期の卸売り台数は490万台。上半期では202万台だったため、廉価版投入やソフトウエア充実が、歳末商戦で功を奏した形だ。
ソニーの株価終値は前日比180円(3.6%)高の5220円。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 駅 義則 Yoshinori Eki yeki@bloomberg.net
更新日時 : 2008/01/31 17:09 JST
